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エアコンの設定温度は間違い?快適&節電できるコツとは
投稿日:2025年07月31日エアコンを「冷房は28℃、暖房は20℃」に設定すれば省エネになる、とよく耳にするものの、実際に室内が快適にならず悩む方は多いのではないでしょうか。
夏や冬のエアコン設定温度と室温は必ずしも一致せず、消費電力や電気料金の削減、快適な体感温度の維持にはちょっとしたコツや工夫が必要です。
本記事では、エアコンの設定温度と実際の室温の違い、冷房・暖房の最適な利用方法、サーキュレーターや扇風機など家電の併用法、カーテンや断熱、フィルター掃除による効率UPのポイントなど、快適かつ節電を実現する具体策を解説します。
自分でできる対策を知りたい方におすすめです。
「冷房28℃、暖房20℃」本当に適切?室温との違いを解説
快適な室内環境を維持するためには、ルームエアコンや業務用エアコンの適切な設定を理解することが重要です。
エアコンの設定温度は「室温」とよく混同されますが、実際には違いがあります。
たとえば、夏に冷房の設定を28℃にしても、「暑い」と感じることは少なくありません。
エアコンの設定温度と実際の室温は同一ではないためです。
家電エキスパートの田中真紀子さんも指摘している通り、エアコンの設定温度は機器のセンサーが感知している温度であり、部屋全体の室温や体感温度とは差が出る場合が多いです。
環境省は夏の冷房では室温28℃、冬の暖房では室温20℃を推奨していますが、部屋の広さや日当たり、家電の発熱、断熱性能などにより個々の環境で感じ方が変わります。
例えば南向きの窓が大きい住宅では、設定温度以上に室温が上がったりします。
また、体感温度も人によって違うため、同じ環境でも快適さに差が出ます。
外の気温、住宅の断熱性や日射、家電類の稼働量、カーテンの活用、気流などによって室温は簡単に変化します。
最適な温度設定をするには、自動運転や除湿・加湿機能の併用が効果的です。
除湿で湿度を下げたり、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、より快適な体感につながります。
エアコンの設定温度に頼りきるのではなく、個々の部屋の状況や体感を基準に調整し、省エネと快適さの両立を目指すことが大切です。
家庭やオフィスなど用途に合わせた機器選びや使い方の工夫も検討しましょう。
設定温度=室温にならない!効果的な調節方法
先に申し上げたとおり、エアコンの設定温度を28度にしても、温度センサーが本体付近の空気しか測っていないため、室温は28度になるとは限りません。
また、直射日光が入る窓や断熱性の低い部屋、家電製品の熱、窓やドアの開閉も室温に影響します。
例えば、南向きの大きな窓がある部屋なら外気や太陽の熱で室温が設定より高くなります。
風通しが悪い部屋だと冷気や暖気が循環せず、設定通りになりません。
こうした状況では、扇風機やサーキュレーターを利用し冷気を部屋全体に循環させると効果的です。
遮光カーテンや断熱材を活用することで室外の熱の無駄な侵入・流出を防げます。
除湿機や加湿器で湿度を調整するのも、体感温度を左右するポイントです。
季節や部屋の条件、ライフスタイルに合わせて多面的な管理を行うことで、実際の室温や体感温度を適切に保ちやすくなります。
状況に応じて温度や湿度、空気循環の方法を調整すると効果を実感できます。
電気代を節約するためには、省エネ運転モードの活用とこまめなフィルター掃除、日中に外出時はカーテンで日差しを遮るといった配慮が効果的です。
エアコンが効きにくい場合は、エアコンクリーニングなどのサービスを利用して効率改善を図るのも推奨されます。
自分に合った温度調整方法を考慮しながら、無理せず快適さと節約を両立しましょう。
ポイントを押さえて、長時間快適な環境を維持することができます。
体感温度を左右する湿度や空気循環の活用方法とは?
湿度や空気循環は体感温度に大きく影響します。
エアコンで冷房中でも暑いと感じる場合、単に温度を下げるのではなく、まず除湿機や扇風機の活用をおすすめします。
夏場、室温が28℃でも湿度が高いと蒸し暑く感じます。
湿度を40%程度にコントロールし、扇風機やサーキュレーターで毎秒3m程度の風を当てると、体感温度は実際よりも大幅に下がり、約21℃の涼しさを得られることもあります。
また、エアコンの風量調整や風向きの工夫もポイントです。
ただし、体の冷え過ぎを避けるため、長時間風に直接当たりすぎないよう注意しましょう。
このように、温度設定と併用して湿度や気流を調整することが、効率的に快適さを高める方法です。
自宅や職場の環境に応じて適切な家電やサービスを選びましょう。
冬の暖房設定温度のおすすめ目安と快適さを維持するポイント
冬の暖房使用時に快適な体感を得るためには、エアコンの設定温度と室温の両方に目を向ける必要があります。
住宅や部屋ごとに条件が異なるため、環境省が推奨する室温20℃はあくまで目安です。
断熱性が低い住宅や窓が多い場合、同じ設定温度でも室温や体感が異なります。
快適に過ごすためには、窓への断熱フィルムや厚手カーテンの活用が有効です。
また、サーキュレーターで暖気を循環させると、室内全体が均一に温まります。
空気の乾燥が進みがちな冬場は加湿器の利用が効果的。
節約を意識する場合は、設定温度を多少下げて厚着する、送風モードで暖かい空気を下に循環させるなど工夫がポイントです。
エアコンの効きが悪い場合は専門サービスのクリーニングを依頼し、効率アップも検討しましょう。
暖房設定と日常の工夫を組み合わせて、省エネかつ快適な冬を過ごすことができます。
暖房効率を高めるカーテンや断熱などの便利な工夫とは?
暖房効率を高めるためには、窓からの熱移動対策が欠かせません。
カーテンの選び方ひとつでも室温への影響は大きく、厚手で床まで届くカーテンや断熱シートを窓に貼ることで、外からの冷気や室内の暖気の逃げを防げます。
夏場でも効果的で、外出前にしっかりカーテンを閉めておくと、直射日光による室温の上昇を抑制できます。
また、窓を二重サッシや複層ガラスにすることで、冷暖房の効果が落ちにくくなります。
このような断熱対策はエアコンやサーキュレーターの省エネ運転と相性が良く、全体の電気代や環境負荷の削減にもつながります。
日々の小さな工夫が、省エネかつ快適な室内環境をつくります。
冬の体感温度の調整方法は?加湿器の利用とその効果
冬の寒さを和らげるポイントとして、加湿器の活用が効果的です。
室内の湿度を高めることで、同じ気温でも暖かく感じやすくなります。
海外からの観光客が日本の夏を厳しく感じやすいのも、湿度の違いが原因です。
暖房時に空気が乾燥すると、体感温度が下がる上、肌やのどにも負担がかかります。
室温が20℃でも湿度が50〜60%あると、より快適な冬の体感環境が実現できます。加湿を心がけることで、暖房効率の向上にもつながり、電力消費の削減にも寄与します。
一年を通じて、除湿と加湿による湿度管理を徹底することが、健康的で省エネな生活の基礎です。
エアコン設定温度を調整するだけで節電効果はどのくらい?
エアコンの温度設定を調整することは、大きな節電効果をもたらします。
夏に設定温度を1℃上げる、冬に1℃下げるだけで、消費電力を約10%節約できると言われています。
無理なく温度設定を見直し、自分や家族の体調に合わせて調整することで、快適さを損なうことなく節約・省エネが可能です。
家庭ごとの状況に応じて最適な方法を見つけていきましょう。
扇風機やサーキュレーター併用のメリットと正しい方法
扇風機やサーキュレーターを併用することで、エアコンだけでは届きづらい部屋全体に冷気・暖気を効率よく循環させることが可能です。
夏場はエアコンの送風口の前に背を向けて置くことで、床に溜まりがちな冷気を部屋全体に拡散させ、28℃設定でも涼しさを感じやすくなります。
一方、冬場はサーキュレーターをエアコンの送風口に向け、上向きで運転させることで、天井付近に溜まった暖気を下に押し下げ、効率的な暖房効果が得られます。
この併用方法で室温ムラを防ぎ、省エネにもつながります。
設置場所や風向きの調整も効果を最大限に発揮するポイントです。
エアコンフィルター掃除や定期的メンテナンスの重要性
エアコンのフィルターに埃やゴミが溜まると、冷暖房の効率が大きく落ち、余計な消費電力がかかります。
フィルターが詰まることにより、空気を吸い込む量が減り、部屋を冷やす力が小さくなってしまい、効率が悪い運転になってしまいます。
フィルター自動お掃除機能付きのエアコンは、基本的にお手入れは不要ですが、年に1度ダストボックスを空にすることお忘れなく。
定期的な掃除は、省エネと快適性の両方に直結します。
経済産業省 資源エネルギー庁によると、フィルター清掃を月に1〜2回行うことにより、年間でおよそ990円の電気代削減が期待できると言われています。
2週間に1回の掃除を目安にするのが理想的です。
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
また、定期的なメンテナンスやプロのクリーニングサービスを活用すると、エアコン内部のカビやホコリを除去でき、長期間安定した効率を保つことができます。
まとめ|快適で省エネなエアコン温度設定を実践するために
エアコンの設定温度ひとつで「快適さ」と「電気代」のバランスが大きく変わります。
快適に過ごしたい季節ごとに目安となる設定温度を参考にしつつ、ご家庭や職場の状況ごとに調整・工夫を加えることが重要です。
夏は室温28℃、冬は20℃が国の推奨ですが、体感や部屋の状況、人数などによって最適な温度は変化します。
湿度の管理や空気循環、定期的なフィルター掃除、窓やカーテンの断熱対策などの積み重ねで、省エネと節約を同時に実現することができます。
「最適な温度設定はどれ?」と迷った時は無理なく現状に合わせて調節し、無駄な電気代を抑える工夫を続けましょう。
これからエアコンの使用が急増する時期、気になる電気代も手軽に見直せます。
今日からぜひ紹介した方法を取り入れて、ご家庭や職場の快適さと省エネを両立させてみてください。もっとおトクにしたい方は、電気料金プランの見直しもおすすめです。
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